出会い(読み切り)
俺は黒崎晶(くろさき あきら)。時代は魔法が使える科学の世界である。なぜ魔法が使えるかと言うと異世界人が我々科学世界の技術を凌駕する魔法で異世界からやって来た。日本のことを熟知していたらしく、異世界人は日本とすぐに仲良くできた。その出来事から100年後である。誰でも魔法が使えるが、高い確率で強い魔法を使える女の子が現れる。日本政府は国を滅ぼしかねないことを危惧して、魔術協会を立ち上げ、法律で一定の魔力を使う人は指定の学校に行かないといけないことになっている。俺は男だが、大量の魔力を結晶化できる体質らしく、魔術協会の指示で指定の学校に編入することになった。
編入初日に雨が降っていたので、俺は傘を差して走った。編入の手続きをしてくれたのは180cmの俺より背が高く、白い髪にサングラスをした佐藤先生である。佐藤先生は、俺は珍しいタイプの魔法使いだからサプライズをしようと言ってきた。そのため、学校の裏口から職員室に入って行った。
「やあ~!ウェルカム黒崎君。待っていたよ。さあ。女の子たちにサプライズをしに行くよ。」
佐藤先生はそう言って、俺を教室へ連れて行った。危険な魔力を持っている人はそんなにいないので、人数はそんなにいないそうだ。俺は危険人物と一緒にいることになると思うと恐怖を感じた。それを佐藤先生は察知した。
「もしかして、これから会う女の子に恐怖しているのかい?大丈夫。君も同じレベルの力を持っているから仲良くできるよ。ここの子たちはみんな優しいよ。」
そんな会話をしていると教室にたどり着いた。俺は佐藤先生に導かれるように教室に入った。中にはいろんな色の女の子が5人いた。俺は自己紹介した。
「黒崎晶(あきら)です。よろしくお願いします。」
最初に話しかけたのは赤いうさ耳リボンとピンクのロングヘアーの女の子であった。
「あたしは一ノ瀬花火(いちのせはなび)よろしくね。」
次に挨拶したのは、メッシュとインナーカラーの青い髪をハーフアップにした女の子が気怠そうに話しかけた。青いハート型のヘアピンを付けていた。
「私は二階堂時雨(にかいどうしぐれ)だ。よろしく。」
3番目に話しかけたのは、緑色のくせ毛で、濃い緑色のベレー帽を被った女の子である。
「ウフフ、私は三輪萌木(みわもえぎ)といいます。」
4番目に自己紹介したのは、ひまわりの飾りが特徴的なキャスケットを被った女の子である。彼女は両サイドの一部が三つ編みになっている金髪をしている。
「初めまして。黒崎君。わたくしは四柳グループの社長の一人娘の四柳向日葵(よつやなぎひまわり)です。以後お見知りおきを。」
最後に自己紹介したのは赤い眼鏡と紫髪のアホ毛が特徴の女の子である。片方の髪をまとめている。学校が始まっているのに居眠りをしていた。
「ふあ~。私は五神月夜(ごがみつくよ)。おやすみ。」
佐藤先生が月夜を注意した。
「こらこら。寝ないの!」
こうして俺の新しい学校生活が始まった。
